2022年 ぶらり、ついでに温泉旅
コロナ禍で海外に行けないセニョールは、地方の芸能・文化を楽しんでいます。
《長野県 地獄谷温泉》
3月に渋温泉に行きました。
温泉から30分山を登ると地獄谷温泉があります。
ここには猿の温泉入浴で有名な野猿公苑があり、猿が気持ちよさそうに温泉に浸かっています。
猿にも温泉好きと温泉嫌いがあるようです。
《新潟県 海鮮料理と五頭温泉郷》
瓢湖
豪農の館
6月に毎年行く新潟の海鮮料理を食べに行きました。
”新潟市中央卸売市場”内の何でもない食堂ですが、マグロ、ブリ、ノドグロ、サバ、アジなど日本海の鮮魚をふんだんに食べさせてくれます。
近くに冬白鳥が飛来することで有名な瓢湖があります。
白鳥もシベリアまで帰るのが大変なのでしょう、一部は住み着いていました。
またとんでもない豪農の館がありました。
ここでは五頭温泉郷に泊まりましたが、露天風呂が森林浴も楽しめて二重の心地良さに浸かってきました。
《長野県 渋温泉 金具屋》
金具屋
廊下
渋温泉には木造4階建てで贅を尽くした「金具屋」という温泉旅館があります。
創業260年のこの旅館は昭和初期に6代目が日本建築の粋を追求して今日の建物に改築したもので、国の登録有形文化財に認定されています。
館内にはそれぞれ趣の異なる八つの温泉があり、また贅を尽くした建築様式も楽しめます。
中々予約が取れませんが、運よく9月に予約が取れたので行って来ました。
料理は普通ですが、一度は泊まってみたい宿です。
《能登 演劇・太鼓と和倉温泉》
無芸塾
10月に能登半島に行ってきました。
能登・七尾市には舞台のバックの壁が開き、外の自然を取り込んだ空間演出の出来る”能登演劇堂”があります。
この演劇堂は仲代達也が監修しており、彼が率いる”無名塾”の定期公演が毎年開催されています。
今回は「いのちぼうにふろう物語」を観ました。
演劇はちょっと物足りなさを感じましたが、海を一望できる和倉温泉に浸かり、友人夫婦と楽しい酒を飲みました。
ついでに輪島にも1泊し”御陣乗太鼓”を観ましたが、これは迫力のある演武太鼓で十分満足しました。
約20分の演武を動画に収めてきましたのでご希望の方にはお見せします。
《長野県 こども歌舞伎と下條温泉》
寿曽我の対面
白波五人男
長野県南部の下條村には300年の伝統を誇る農村歌舞伎(地歌舞伎)が残っています。
昔の長野県は中山道の沿道以外は陸の孤島ですから、上方や江戸には中々出向けないので自分たちで歌舞伎を演じて楽しんでいたのでしょう。
保存会があり、こども歌舞伎に力を入れています。
見得を切るたびに小銭を包んだ”おひねり”を投げる風景は地芝居ならではの趣です。
温泉もたくさんあり、泊まった宿の露天風呂は自然豊かな雰囲気で寛げました。
余談ですが、下條村は”峰隆太”の出身地でもあります。