サファリ遊行(2017年9月7日)
(タランギーレ国立公園)
登山が順調でしたので予備日を利用してサファリを楽しみました。
タンザニアではサバンナの野生動物の生息地を国立公園(12か所)に指定し動物を保護し、サファリを楽しめるようにしています。
セニョールはタランギーレ国立公園の1日サファリに行きました。
この公園ではゾウ、バッファロー、ヌー、キリン、シマウマなどの草食動物が生息しています。
ライオン、チータ、カバ、サイ、フラミンゴなどは別の公園に行かないと見れません。
朝5時半にホテルを出発し、公園まで4時間かかりました。
サファリ―用のジープはルーフが開くので頭を出して観察できます。
日本を出発する前は“動物園に行っても”と思っていましたが、群れをなして移動しているサバンナの野生動物を見るとやはり動物園とは違います。
ガイド兼ドライバーはセニョールを楽しませようと広いサバンナを縦横に走り群れを探してくれました。
目が慣れているのでしょう、樹の上のモンキーや遠くで昼寝しているライオンやチータを見つけて双眼鏡で見せてくれました。
珍しいモノでは、樹の上で昼寝をしているアフリカ・ニシキヘビ(直径14~15cm、長さ6~7メートル)を見せてくれました。
このヘビは人間をも吞み込むそうで、現地の人は恐れています。
サファリ・ガイドも登山ガイドと同様にサービス精神に溢れていました。
(水飲み場)
(アフリカニシキヘビ)
最初、2~3時間は色々な動物に出会えて面白かったのですが、だんだんマンネリ化して飽きてきました。
一つの公園でのサファリは3~4時間にして、他の公園に移動し色々な動物を見た方がより面白いと思います。
そのためには2泊3日くらいのツアーが良いでしょう。
そして4~5人でツアーを組むと割安になります。
キリマンジャロでは地球の原風景を、サファリでは生きた大自然を楽しむことが出来ました。
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タンザニアあれこれ (2017年9月)
(キリマンジャロ登山基地の町 モシ)
“タンザニアあれこれ”と云ってもキリマンジャロ周辺で見たことをお話しします。
タンザニアでは車の大部分は日本車が占め、中でもトヨタが圧倒的に走っていました。
交通信号が未だあまり無いので事故も多いようです。
幹線道路にはスピードを出させないようにウェーブが切ってあります。
また沿道の村の横断歩道は高さ20センチくらいに盛り上げています。
いずれもバウンドするのでドライバーは減速せざるを得ません。
最初、知らないセニョールは空港からホテルに向かうときガタガタしないように減速するので〝悪路なので随分気を使っているな、なんというサービス精神”と感心しましたが 減速せざるを得ない道路構造になっていたのです。
またイギリスの植民地だったので車は日本と同じ左側通行です。
(トヨタ ランクル)
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街に出てレストランに入りメニューを見るとまず驚きます。
前菜4,000~6,000Tsh、スープ5,000~8,000Tsh,メインディッシュ12,000~20,000Tshという値段がついているからです。
1,000Tshは約50円ですから換算するとビックリする値段ではないのですがゼロが多いので最初はちょっと戸惑います。
また、銀行で10,000円を両替しようものなら5,000Tsh紙幣が20枚、1,000Tshが100枚になり財布に収まりません。
急に金持ちになった気分です。
※Tshはタンザニア・シリング
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登山やサファリに行ったとき以外はモシのホテルに逗留していました。
ホテルはイギリス式でB&B、スタッフも親切でフレンドリーで気持ちよく過ごせました。
トイレも日本と同じくペーパーを流せますので清潔感があります。
香辛料のよくきいたアフリカン料理も美味しかったです。
ビールはラベルが〝キリマンジャロ”をよく飲みました。
度数は4.5%ですが日本のビールによく似た味で美味しかったです。
(ビール:キリマンジャロ)
Mt,キリマンジャロの麓にはコーヒー農園が多くコーヒー豆は数少ない輸出品のひとつです。
標高1500m~2000mで栽培される豆は『キリマンジャロ』のブランド名で売られています。
タンザニアでは一般的にはインスタントコーヒーが飲まれており、豆コーヒーは高級ホテルや高級レストランでしか飲めません。
豆は自国で消費するより輸出した方が高く売れるからでしょう。
コーヒー好きなセニョールは農園ツアーに行きたかったのですが日程的に行けませんでした。
お土産に買って帰ろうと売ってる店を探しましたが分からないので、聞いても誰も知りませんでした。
結局、空港の売店で買いました。
ちょっと苦みのある素朴な味です。
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モシの街で一つ困ったことがありました。
ブラブラと散歩していると旅行者目当ての〝たかり屋”が必ずやって来ます。
「どこに行くか」、「ショッピングか」、「ツアー会社か」、「案内してやる」等々。
「No thank you」と云ってもくっ付いて離れません。
旅行者の中には小銭をやって追い払う人もいるのでしょう、味をしめてどこまでも付きまといます。
小銭で追い払ってもまた別のたかり屋が来ますからセニョールはお金をやりませんでした。
うっとうしいので、あまり散歩に出なくなりました。
現地の人々の生活や習慣を色々見たかったのに残念でした。
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タンザニアの宗教はイスラム教が40%、キリスト教が40%、地元の伝統宗教が20%です。
近くにモスクがあり、朝5時にはスピーカーからコーランのお祈りが街中に流れてきます。
どこのイスラム教徒も信仰心が厚いようです。
だからというわけではないでしょうが世界的なテロへの警戒からでしょう、ホテルや外国人が集まるレストランの周辺では
自動小銃を持った警官が警備しています。
ホテルも鉄格子で二重、三重にセキュリティーされていました。
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今度はゆっくりと訪れたい国の一つです。